masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

熊本城宇土櫓続櫓下の石垣 “大規模解体し修復”を含め検討へ

 


02月01日 15時59分

熊本地震で被災した熊本城の修復を検討する委員会が開かれ、国の重要文化財である「宇土櫓続櫓」の下の石垣について、これまで検討されていた、新たな石垣で補強する案に加えて、石垣を大規模解体して修復する案も含めて検討することになりました。
およそ7年前の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城は完全復旧が2052年度になる見通しで、大学の有識者などでつくる委員会が修復の方法などについて検討を進めています。
1日開かれた委員会では、有識者熊本市文化庁などおよそ50人が参加し、国の重要文化財である「宇土櫓続櫓」の下の石垣などについて審議しました。
この石垣は地震の影響で一部に膨らみが生じていて、これまではその石垣の前に新たな石垣を設置して、膨らみを押さえるようにして補強する工法が検討されてきました。
しかしその後の調査で新たな石垣を設けると、これまでの城郭の構造や景観に影響が出ることや新たな石垣が沈み込むことで、空堀の下にある遺構や埋没している石垣に影響が出ると懸念されることがわかったということです。
このため今後は、前の面を補強する従来の工法に加えて、石垣を大規模解体して修復する工法も含めて改めて検討を進めることになりました。
熊本市宇土櫓について、10年後の2032年度の復旧を目指しています。