2021年5月26日 18:15 現在
４月２３日にオープンしたアミュプラザくまもと。
オープン後、県内の感染者の急増や、「まん延防止等重点措置」の適用など様々な影響を受けたこのひと月。アミュプラザの今を取材しました。
「正直言って大変苦しいなと思いますけど、苦しいのは我々だけじゃないんですね」
こう話すのは、ＪＲ熊本シティの山下社長です。
ゴールデンウィークには１日５万人の人出がありましたが、現在は、「まん延防止等重点措置」の影響などにより、来館者数は平日は２万人、休日は３万人程度にとどまっています。
開業による波及効果に期待していた近くの飲食店では・・
「あまり変わらないんじゃないですか。前とあまり変わらないと思う。昼も夜も全然お客さんの通りが少ないです」（味処いちにいさん 日置孝子さん）
アミュプラザに出店している各店舗でも、この一か月、苦戦が続いています。
「感染症が落ち着いた状態でオープンしてるんじゃないかっていう（予想）で会社としても予算とか組んでたので思っていたより全然届いていないなっていうのが正直ありますね。」
（中川政七商店アミュプラザくまもと店 松下倫子 店長）
一方で、この状況を逆手にとり、新しいライフスタイルに合わせた提案に力を入れています。
中には、例年の２倍を売り上げている商品も。
これは、家にいても季節を感じることができるタペストリーです。子どもと一緒に作れる飾りも人気です。
「おうちの中で過ごすときにちょっとでも心が豊かになるような商品をお伝えできればと思っています。」（中川政七商店アミュプラザくまもと店 松下倫子 店長）
こちらの雑貨店で人気なのは、低反発クッション。自宅で座って過ごす時間が増えたことで、
家族の分をまとめて購入する人も増えているといいます。
「楽しい店内を維持して、コロナ禍でのニーズに合わせた提案をさせていただきたいと思っております。」（フランフランアミュプラザくまもと店 佐藤望 店長）
「この（アミュプラザ）だけじゃなくて熊本駅周辺、中心市街地サクラマチのみなさんといかに一緒になって盛り上げていくか、そういう気持ちで県全体を考えながらタッグを組んでやっていこうという気持ちにはなってます」（ＪＲ熊本シティ 山下社長）
