2021/6/23 19:16 (JST)
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水田で休息するブロンズトキ。県内で初めて確認された＝５月２３日、玉名市（大山貴久さん提供）
国内で野生の観察例が少ないトキ科のブロンズトキが、熊本県玉名市の水田で確認された。
日本野鳥の会県支部によると、県内での確認は初めて。
ブロンズトキは体長６０センチほどで、首から背中にかけて赤茶色で羽は黒色。
アフリカや東南アジアなどに生息し、これまで沖縄や鹿児島で飛来が確認されている。
野鳥愛好家の大山貴久さん（４１）＝長洲町＝が５月２３日、水田で餌を捕る１羽を撮影した。
「普段からよく来ている場所だが、見慣れない色とシルエットだった」と大山さん。
同支部の山本和紀副支部長（７３）は「今年は全国各地で目撃例が相次いでいる。何らかの理由で北上しているのではないか」と話している。（樋口琢郎）
