2021/7/10 14:00 (JST)
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大雨で増水した胸川（手前）と球磨川（奥）の合流地点＝１０日午前９時４０分ごろ、人吉市（小野宏明）
熊本県内は１０日午前、活発化した梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、県南部を中心に大雨となった。
気象庁は午前６時１０分、人吉市に大雨特別警報を発表し、土砂災害の発生に最大級の警戒を呼び掛けた。
熊本地方気象台によると、水俣市で１時間に４４．５ミリ、球磨村で３８．５ミリ、八代市と芦北町でそれぞれ３６．５ミリの激しい雨を観測した。
天草市倉岳町棚底では、民家裏の急斜面が崩落したが、けが人はなかった。
人吉市は、大雨・洪水警戒レベルで最も危険度が高い場合の避難情報「緊急安全確保」を発令。
水俣市や球磨村など８市町村が避難指示を出した。
ＪＲ九州が九州新幹線の熊本－鹿児島中央間の運転を見合わせるなど交通機関も乱れた。
