08月12日 20時42分
停滞する前線の影響で熊本県内では、発達した雨雲がかかり続け、１２日午後には、気象庁が線状降水帯が
確認されとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
和水町と菊池市では、警戒レベル５にあたる緊急安全確保が出されるなど、命に危険が及ぶ土砂災害や
洪水が発生する危険性が非常に高まっています。
命が助かる可能性の高い行動をとるほか、避難場所への移動が危険な場合には、少しでも安全な場所で
１２日夜はすごしてください。
日本付近に停滞する前線の活動が活発になっている影響で、県内では発達した雨雲がかかり続けていて、
１２日午後２時ごろには、気象庁が、熊本県と福岡県に線状降水帯が確認され、非常に激しい雨が同じ場所に
降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
国土交通省が設置した雨量計で午後１時までの１時間に７８ミリの非常に激しい雨を観測した和水町の全域に、
また、菊池市でも一部の地域に、警戒レベルで最も高いレベル５にあたる「緊急安全確保」がそれぞれ出されて
いるほか、県内の広い範囲の自治体で避難指示が出されています。
１１日の降り始めからの雨の量は、午後８時までに、山鹿市で３５６.５ミリ、熊本市で３３３ミリ、熊本空港で
２８２ミリに達するなど、各地で平年の８月１か月分の雨量を大きく上回る大雨となっています。
