前線や湿った空気の影響で県内は昨夜から今朝にかけても活発な雨雲が流れ込み、気象庁は１３日朝、八代市東陽町付近で１時間に１２０ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられるとして「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
発達した雨雲が次々と流れ込んでいる影響で、１２日夜は天草市本渡や牛深で、１３日朝は甲佐町や八代市などで
１時間に５０ミリを超える「非常に激しい雨」を観測しました。
２日間の降水量は天草市本渡で５２０・５ミリとなり観測史上１位を更新したほか、山鹿市や玉名市など多くの観測地点で８月の観測史上１位となりました。
この雨の影響で天草市の亀川ダムが満水となり、午前２時２３分からダムに流れ込む量と同じ量を下流に流す「緊急放流」を行いましたが、ダムに流れ込む量が減少し午前８時前に通常の運用に移行しました。
気象庁は午前７時、レーダーによる雨雲の解析で八代市東陽町付近で１時間に１２０ミリを超える雨が観測されたとして「記録的短時間大雨情報」を出しました。
１１日の降り始めからの雨の量は多いところで５００ミリを超えるなど各地で土砂災害の危険性が高くなっています。
現在熊本市や八代市、天草市などに土砂災害警戒情報が出されています。
