masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

阿蘇で野焼きに備え 防火帯「輪地切り」始まる

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09月01日 16時31分

阿蘇地域で春に行われる野焼きに備え、「輪地切り」と呼ばれる防火帯を作る作業が1日から始まりました。
「輪地切り」は、放牧地の草原の芽吹きを促す春の野焼きで、火が予定外の場所に燃え広がらないよう、あらかじめ草を刈り込んで防火帯を作る作業で、毎年、9月上旬から行われています。
1日は南小国町の扇牧野で作業が始まり、草原を守る活動をしているボランティアや牧野組合のメンバーなど
およそ40人が参加しました。
ボランティアたちは、高さ50センチから2メートルほどの雑草が生い茂った牧野に入り、草刈り機やカマを使って草を刈り取り、防火帯を作っていきました。
扇牧野組合の行部浩組合長は「毎年のことですが、この時期を迎えられてうれしいです。地元の人が減り、高齢化も進んで草原の維持ができなくなっていますが、ボランティアの力も借りながら頑張りたいです」と話していました。
この「輪地切り」は、1日の扇牧野を皮切りに12月上旬まで、阿蘇市や高森町など阿蘇地域の各牧野で行われるということです。