阿蘇で「カヤ」の収穫始まる 茅葺屋根の材料として京都などで高評価
2023年1月19日(木) 11:30
阿蘇地方の草原で、茅葺き屋根に使われるカヤの収穫が始まりました。
阿蘇地方の草原に生えるカヤは、農家の減少などでカヤを使う人が減り、野焼きで燃やすだけとなっていました。
そこで 阿蘇の草原保全に取り組む企業が農家に呼びかけ、3年前から茅葺き屋根の材料としての商品化を本格的に始めています。
収穫初日のきょう1月19日は、ボランティア8人が刈り取ったカヤを丁寧に集め束にしていきました。
カヤの出荷を行う GSコーポレーション 原 大貴さん
「草原が減少してきていますので、草原を活用するとともに地元牧野組合（農家）の冬場の収入につながるということで続けています」
野焼きで守られてきた阿蘇の草原のカヤはコシが強くてツヤがあり、出荷している京都などで高評価を得ているということで、今年は約1万束の出荷を見込んでいます。
