夜の街並み 幻想的 八代市日奈久温泉、桟敷や竹林をライトアップ
熊本日日新聞 | 2021年12月23日 06:19
熊本県八代市の日奈久温泉街一帯をライトアップする「日奈久温泉まちあかり」を広く知ってもらおうと、一帯を巡るナイトハイク会が２０日夜あった。
地域の住民ら約２０人が参加し、優しい光で照らされた街並みの散策を楽しんだ。
住民らでつくる湯の里日奈久振興会が主催。観光庁の「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」の一環として、初めて実施した。
住民からの意見を基に、日奈久温泉神社や境内の広場を階段状に囲む桟敷、付近の竹林など６カ所をライトアップ。
桟敷にはくまモンや妙見祭の亀蛇［きだ］（ガメ）などの影絵を並べた。
「足元が暗くて危険」「桟敷の影絵に大きなものを加えればより良くなる」など、参加者の意見を今後の活動へ反映させる。
参加した地元の善立寺の坊守、西山尚子さん（４５）は「とてもきれいで感動した。たくさんの人に見に来てほしい」と話していた。
点灯は午後６～１０時。来年１月３１日まで。（緒方李咲）
ライトアップされた日奈久温泉神社の境内。階段状の桟敷にはさまざまな影絵が浮かぶ
