JR九州は駅の運営体制を見直し、県内4つの駅を無人化すると23日発表しました。
また、県内8つの駅での窓口販売も廃止する予定で、経営効率化を目指すことにしています。
23日の定例会見でJR九州の青柳社長は、新型コロナの影響や利用者の生活様式の変化を受け、来年3月12日のダイヤ改正に合わせて管内で新たに29駅で駅係員を終日不在にすると発表しました。
熊本県内ではJR鹿児島本線の長洲駅と崇城大学前駅、JR豊肥線の東海学園前駅と竜田口駅の4駅が無人となります。
【崇城大学前駅 恒松聡美アナリポート】
「こちらの駅では、昨年度1日当たりの乗車人数は1021人、その前の年と比べると約28%減少したということです」
【利用客】
「学校帰りになると(利用客が)大勢いることが多いので、事故があったら怖いなと思います」
また、駅の『きっぷの販売窓口』も48駅で廃止され、県内では鹿児島本線の川尻駅や豊肥線の平成駅などあわせて8つの駅の窓口販売が廃止になります。
鹿児島本線の川尻駅・松橋駅・小川駅・有佐駅、
豊肥線の平成駅・南熊本駅・武蔵塚駅・三里木駅
【JR九州 青柳 俊彦 社長】
「販売機の増設など、お客様のサービス低下につながらないように努力してまいりたい」JR九州は安全対策として、駅のホームや改札口にカメラを設置し、体が不自由な利用客については、新たにネット窓口を設置し事前に連絡をもらえれば介助スタッフを派遣するとしています。