熊本日日新聞 | 2022年03月05日 18:09
黄砂でかすむ熊本市街地=5日午前10時25分ごろ、同市西区の本妙寺から撮影(小野宏明)
熊本地方気象台は5日、熊本市で今年初めて黄砂の飛来を観測した。午後3時時点の水平方向に見通せる距離「視程」は15キロだった。
日本列島全体でも観測は今年初。福岡や鹿児島、広島、高松でも確認された。
黄砂は、中国大陸内陸部の砂漠の砂が強風で上空に舞い上がり、偏西風などに乗って日本に運ばれてくる現象。
この日、熊本市内では遠くの景色がかすんだ。
6日は、黄砂を含む大気は沖縄方面に南下し、九州への影響はないという。(植木泰士)