熊本日日新聞 | 2022年03月28日 11:41
4月2日から上部を有料で公開する通潤橋＝山都町
熊本地震後、安全上の問題で一般の通行を禁止している山都町の通潤橋について、町は4月2日から有料で橋上部を公開する。観覧料は町外の高校生以上500円、小中学生200円。
町教委などによると、2016年4月の地震まで通潤橋は無料で上部に立ち入れたが、地震で石積みの一部に亀裂が入ったため通行を禁止して補修。
以前から欄干のない上部の危険性が指摘されおり、警備員の配置など安全対策をした上で公開を再開する。
観覧料は安全対策に充てる。
公開は原則として年間約100日ある橋からの放水日の午前10時～午後3時。
橋の近くの道の駅通潤橋物産館で午前10時～午後0時半と午後1時半～2時半に受け付ける。
混雑回避のため、午後0時半までの受け付けは先着300人。
町内の小学生以上や、社会科見学で町内外から訪れる小学4年生と引率者は100円とした。
町教委は「水を通す石管など、江戸時代の高度な技術を間近で見てほしい」と話している。（鹿本成人）
