masami71の日記

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企業に広がる動物福祉 犬や猫のペット、

企業に広がる動物福祉 犬や猫のペット、一部店舗で販売終了 譲渡会に協力も
熊本日日新聞 | 2022年8月11日 08:30


動物愛護施設に保護された猫たち
動物を快適な環境で飼育する「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の考えが広がる中、動物の生体販売をやめたり、譲渡活動に協力したりする企業が出ている。
ディスカウント店を展開するミスターマックス・ホールディングス(福岡市)は、動物の展示販売を終了すると発表。
県内でも、一部店舗が既に販売を終了している。

同社が全国に展開する「MrMax」には、ペットショップが入居。犬や猫、ハムスター、ウサギ、熱帯魚などを展示販売している。
これまでも、ケージの大きさや運動できるスペースを確保するなど、店内の環境整備に取り組んできたが、2025年末までに全ての動物の販売を終了するという。
広報担当者は「社会、環境課題解決への取り組みの一つ。
今後はペット用品販売やサービスを充実させたい」と話す。
熊本県内5店舗のうち、現在ペットを販売しているのは熊本インター店(熊本市東区)のみ。
熊本南店(南区)は今年5月に販売を終了した。 コロナ禍でペット市場が拡大する一方、安易な飼育放棄や多頭飼育崩壊などが社会問題となっている。

環境省によると、20年度は全国で約2万3千匹の犬猫が殺処分された。
海外ではフランスが24年から、ペットショップでの犬猫の販売を法律で禁止。
同社は、こういった海外の動きも参考にしたという。
一方、保護動物の譲渡会を通して殺処分削減につなげる動きも広がっている。
イオングループイオン九州(福岡市)は、保護団体が主催する犬猫の譲渡会に協力。
17年から、同社が運営する九州各県の商業施設で譲渡会イベントを開催している。
これまでに九州各県で計20回開き、約100匹を新しい家族につなげた。
県内では、ホームワイド御船店で実施。同社広報は「殺処分される犬猫を減らすためにも、継続して協力したい」と話している。(豊田宏美)