masami71の日記

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阿蘇中岳、西側に新たな見学スポット


阿蘇中岳、西側に新たな見学スポット 迫力の噴気音、展望も抜群「観光の目玉に」 3月にも開設
熊本日日新聞 | 2023年1月5日 08:30

 


新たな火口見学場所となる「Eゾーン」から見た中岳第1火口=2018年10月、阿蘇市(同市提供)
熊本県阿蘇市は早ければ3月、阿蘇中岳第1火口の西に新たな見学場所「Eゾーン」を開設する。
南にある既存の「Bゾーン」と合わせると、火山ガスの流れる向きによって見学場所の変更が可能となり、ガス規制で火口見学が中止される回数は確実に減る。
また、火口底のほぼ全体が見渡せ、噴気の音も良く聞こえるため、市は「阿蘇観光の目玉になる」と期待する。
「Eゾーンは火口のダイナミックさを味わえる素晴らしい場所。見学者の安全を第一に作業を進める」。
昨年12月の定例会見で佐藤義興市長は、新エリアへの期待と整備方針を語った。
市はBゾーン入り口からEゾーンへと向かう約300メートルのバス専用道路や、火口縁の遊歩道(約40メートル)と転落防止柵、火山ガス検知器などを約9千万円かけて整備する。県は退避壕[ごう]2基を建設。

観光客は火山ガスが流入しにくく、ヘルメットやガスマスクなどを常備した有料バスで遊歩道まで往復する計画だ。

1979年の死者3人を出した噴火以降、火口西側は立ち入り禁止となり、見学はBゾーンに限られた。
市によると、Bゾーンはガス規制などで1年のうち火口見学ができる時間の割合は5割しかない。
Eゾーンの完成後は、ガス規制されていないどちらかのエリアのみを開く運用となるが、見学できる割合は8割以上に高まるとみる。