門出の誓い「社会支える一員に」 熊本市で「はたちの式典」
熊本日日新聞 | 2023年1月9日 19:30
熊本市はたちの記念式典に詰めかけた出席者たち＝熊本城ホール（小野宏明）
熊本市中央区の熊本城ホールで9日開かれた同市の「はたちの記念式典」には2438人が出席し、ホールに入らなかった人も含めて集まった約4900人が、祝福を受けた。
式典では大西一史市長が「さまざまな未来が待っているだろう。どんな困難があろうとも、挑戦する勇気を持って前向きに20代を過ごしてもらいたい」と激励。
「成人の日記念感想文」で最優秀賞に選ばれた福祉施設職員の三島海汐［みお］さんが受賞作を朗読し、「熊本を支える一員になれるよう、熊本の企業で腰を据えて働いていきます」と誓った。
市はこの日、2300個の抗原検査キットを用意。式典出席者に配布し、終了後に体調が気になる場合は、セルフチェックするよう促した。
同区のメルパルク熊本では、市社会福祉協議会が「障がい者はたちの記念式典」を開催。
34人とその保護者らが出席し、節目を祝った。
代表あいさつで、永田季嵩［としたか］さんは「人との関わりを大切にし、自分も誰かのためになれるような社会人になるため日々精進します」と決意を述べた。（河北希、小田喜一）
