masami71の日記

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【天草発】瀬戸歩道橋、復旧に遅れ 県内唯一の昇開橋が故障 


【天草発】瀬戸歩道橋、復旧に遅れ 県内唯一の昇開橋が故障 部品調達難航、迂回路利用で不便続く

熊本日日新聞 | 2023年1月10日 09:30
昨年6月から通行止めが続く瀬戸歩道橋。奥には天草瀬戸大橋が見える=天草市

 天草上島と下島を結ぶ歩行者・自転車専用の「瀬戸歩道橋」(熊本県天草市)の全面通行止めが長期化している。
航路をまたぐ県内唯一の昇開橋で、昇降設備の一部が故障した。
市は当初、昨年11月の修理完了を見込んだものの、ウクライナ情勢や円安の影響で部品の調達が難航。
通行再開を3月末に先延ばしした。
市民は近くの「天草瀬戸大橋」を利用しているが、不便な状況が続いている。

瀬戸歩道橋は有明海八代海をつなぐ「本渡瀬戸」に1978年に完成し、長さ約125メートル。
船舶が通行する時だけ、橋の中央部分の橋桁(58メートル)が上昇する全国でも珍しい橋だ。
天草瀬戸大橋の約200メートル南側にあり、赤色が特徴。

地元住民からは「赤橋」の名で親しまれ、車を使わない市民の生活道としての役割を担ってきた。
市土木課によると、通学や通院などで1日に延べ約400人が利用している。
故障したのは、橋の昇降時に用いる「巻上減速機」。
2021年3月ごろから異常音や振動が発生し、市は取り換え工事のため22年6月から全面通行止めにした。
型が古いため新たに製造するが、部品の一部「オイルシール」などの調達が遅れているという。