阿蘇地方では、この時期の風物詩、「かき餅」作りが行われています。
阿蘇市黒川(くろかわ)の髙﨑克也(たかさき かつや)さんの家では、家族3人で伝統の「かき餅」を作っています。
砂糖を入れてついた餅を2日間ほど寝かせ、食紅で鮮やかに色を付けたものを厚さ4ミリほどに切っていきます。
そして、ひもを通して家の中で、40日ほど乾燥させると「かき餅」が出来上がります。
阿蘇地方では、湿度と気温が低いこの時期に保存食としてかき餅作りが行われていますが、年々、作る家は減っているということです。
髙﨑フミ子さん(87)「(寒い)今の時期に乾燥させて、手入れがいいと1年経っても、どんなにもならなくて食べられます」
高崎さんは、今後もこの風習を続けていきたいと話しています。