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熊本空港アクセス鉄道の設計調査費に8000万円計上

熊本空港アクセス鉄道の設計調査費に8000万円計上 2024年4月予定を一部前倒し 県補正予算案104億円、12月議会に提出へ
熊本日日新聞 | 2023年11月20日 16:31


 熊本県20日、熊本空港とJR豊肥線を結ぶ空港アクセス鉄道の設計調査費などを盛り込んだ2023年度一般会計補正予算案を発表した。12月1日開会の定例県議会に提出する。

 アクセス鉄道に関しては肥後大津駅大津町)から分岐するルートの設計調査費として8千万円を充てる。24年4月に始める予定だった調査事業を一部前倒しする。

 現在、県は地形も考慮した具体的なルートを検討中。24年度からの調査で事業費や需要予測、収支見込みを算出する方針だったが、県交通政策課の担当者は「関係機関との調整やルート調査といった今後予定される取り組みに向け、時間を少しでも確保したい」と前倒しの理由を話している。

 このほか、大雨被害の復旧費に11億3700万円を計上。護岸が崩れた五老滝川(山都町)など3河川での改良工事、流木や漂着物の撤去を進める。

 台湾積体電路製造(TSMC)が菊陽町に建設中の新工場周辺で、農地不足の影響を受けた農家の代替農地の確保対策には7千万円を用意する。

 県が保有する漁業取締船3隻のうち2隻が老朽化したため、新たな1隻の建造設計に700万円を支出する。今後は2隻態勢とし、新造する船も資材高や燃油高の状況を踏まえ、当初計画より小型化する。

 75歳以上が加入する後期高齢者医療制度で使われずに余った金額を国に返還する手続きを、県職員が誤ったために生じた2100万円の延滞金についても計上。県の一般財源から賄う。

 国庫支出金や繰入金などを財源とした今回の追加補正額は計104億2600万円。補正後の総額は9608億8200万円となる。

 定例県議会には計47議案(予算6、条例4、財産取得4、工事請負契約8、専決処分12、その他13)を提出する。(小山智史)