上天草市の大矢野道路が着工 熊本天草幹線道路の一部 現地で式典
熊本日日新聞 | 2023年2月4日 13:00
熊本天草幹線道路の一部となる「大矢野道路」の着工式で、くわ入れを行う関係者＝上天草市
熊本市と天草市を結ぶ熊本天草幹線道路の一部として県が整備する「大矢野道路」（3・4キロ）の着工式が4日、上天草市大矢野町であった。
天城橋（新天草1号橋）を含む三角大矢野道路と、宮津地区の国道266号を結ぶ。2028年度の完成を目指す。
大矢野道路は片側1車線の自動車専用道路（幅員12メートル）で、設計速度は時速80キロ。
トンネル（925メートル）1本や橋りょう3カ所を設けるほか、大矢野ショッピングプラザ「キャモン」前の266号に接続するインターチェンジ（IC）を新設する。
県は19年度に事業着手し、22年度中の着工を目指して調査・設計や用地買収を進めてきた。
東満地区では先行して、ルート上に位置する市道の付け替え工事を始めている。総事業費は約170億円を見込む。
式典は市大矢野総合体育館であり、県や市、熊本天草間幹線道路整備促進期成会の関係者ら約100人が出席して、くわ入れなどを実施。
田嶋徹副知事は、市街地の渋滞緩和や災害時の代替路の確保など整備の必要性を強調し、「大矢野道路をはじめ、熊本天草幹線道路の早期開通に向け尽力する」と述べた。（松冨浩之）
市内の渋滞の緩和も目的としており事業費は約１７０億円、２０２８年度の完成を目指しています。
