阿蘇市 高原のスズラン見頃迎える
05月09日 18時06分
阿蘇市の高原で、白い花を咲かせたスズランが見頃を迎えています。
阿蘇市の波野地区にある標高800メートルの高原では、およそ1.6ヘクタールに5万株のスズランが群生しています。
毎年、この時期に見頃となり、ことしも釣り鐘状の小さな白い花が葉の間に隠れるように咲き始めています。
雨が降った8日は、かわいらしい小さな白い花に水滴がのっている様子も確認でき、訪れた人が写真に収めていました。
スズランは、この阿蘇市波野地区の自生地が国内で最も南の自生地とされ、阿蘇市によりますと、ことしはこの自生地が発見されてから50年の年にあたるということです。
70代の男性は「小さい花ですが本当にきれいです。ほかにはなかなか咲いているところはないので、貴重だと感じました」と話していました。
スズラン自生地管理組合の釣井けい子組合長は「見に来たみなさんに『かわいい』と言ってもらえるとうれしいです。自生地の発見から50年を迎え、今後も楽しめるよう守っていけたらと思います」と話していました。
スズランは、来週いっぱいくらいまでが見頃だということです。
熊本のニュース