熊本県阿蘇市の仙酔峡で、５万株のミヤマキリシマの花が見ごろを迎え、多くの観光客を楽しませています。
ミヤマキリシマは九州各地の高山に自生するツツジの一種で、一般的なツツジよりも一回り小さな、ピンク色の花を咲かせます。
標高９００メートルほどの阿蘇市の仙酔峡では、ことしもおよそ５万株のミヤマキリシマが見ごろを迎え、山肌を鮮やかに彩っています。
９日は朝から多くの観光客や登山客が訪れ、花を眺めたり写真を撮ったりして、初夏の仙酔峡を楽しんでいました。
兵庫県から訪れた７０代の夫婦は「これが見たくて来ました。ピンクの花がとてもきれいですね。」と話していました。
また鹿児島市から訪れた７０代の男性は、「この前来た時は霧がかかっていてあまり見えなかったけど、きょうは一面に見えてとてもよかったです。」と話していました。
阿蘇市観光課によると、仙酔峡のミヤマキリシマは今月中旬までが見頃で、来月上旬にかけては高岳や草千里などより標高が高い場所のミヤマキリシマが見頃を迎えるということです。
