masami71の日記

熊本市在住の68歳の年金暮らしです

中3生徒自殺 面談は「立ち話」 書類記録残さず

去年12月、広島県府中町の中学3年の男子生徒が、誤った非行歴に基づいて進路指導を受けたあと自殺した問題で、担任の教諭が合わせて5回行った進路指導の面談は、いずれも教室の前の廊下での立ち話で、書類では記録が残されていなかったことが学校ヘの取材で分かりました。
去年12月、広島県府中町の自宅で、町立中学校の3年生の15歳の男子生徒が自殺しました。
町の教育委員会は、担任の教諭が進路指導の面談の際、この生徒に万引きの非行歴があったとする誤った資料に基づいて、志望校への推薦は出せないと伝えていたことを明らかにし、誤った資料に基づく指導が生徒の自殺につながったとみられると説明しています。
学校によりますと、面談は去年11月から自殺した日まで5回行われましたが、いずれも教室の前の廊下での立ち話で、長くても5分程度だったということです。
担任はこの面談結果について、志望校への推薦などを決める会議の場で校長に報告していましたが、口頭による説明だけで書類では記録を残していなかったということです。
この中学校では、ほかの生徒への面談も給食時間や休み時間を利用して行っていたということで、校長は「書類を残していなかったことに加え、こうした面談方式で生徒の本音をどこまで聞けていたのかを考えると、今となっては不適切だったと考えている」と話しています。
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自殺した男子生徒が通っていた中学校の校長によりますと、生徒は明るく真面目な性格で授業態度もよく、成績も上位だったということです。また、自分の考えをしっかり持ち、友達も多かったということです。
複数の友人によりますと、生徒は陸上部に所属していて足が速く、特に理数系の科目が得意だったということです。
また、自殺する直前まで変わった様子は見られなかったということです。
自殺について学校は当初、病気による死亡だと生徒に説明していたため、友人の1人は「自殺と聞いて驚いた」などと話していました。
息子が同じ陸上部だという父親によりますと、以前、この生徒が家に遊びに来たことがあったということで、「明るく元気で真面目な生徒でした。自殺と聞いて息子もショックを受けていました」と話していました。
「ありえない事態 あぜんとした」
教員の指導法を巡る学校内のトラブルに詳しい広島大学の吉中信人教授は「ありえない事態で、あぜんとしたというのが第一印象だ。
学校組織の中で生徒に対する情報の共有化、確認作業が十分できなかったことを想像させる出来事だ」と述べました。
そのうえで「思春期の子どもは本当は自分がやっていなくても言い出せなかったり、ほかの子のことを考えたら自分から言えないこともあると思うので、教師は裏付けを取る作業をしないといけない。
また、過去の過ちがあったとしても、直ちに進路を閉ざすのは機械的、短絡的な進路指導で大きな間違いだ」と述べ、学校はもっと丁寧な進路指導を行うべきだと指摘しました。

中3男子生徒が自殺 誤った非行歴で「推薦出せない」
3月9日 0時07分
去年12月、広島県府中町の中学3年の男子生徒が自宅で自殺していたことが分かりました。
学校は、自殺の直前、万引きの非行歴があったとする誤った資料に基づいてこの生徒に志望校への推薦は出せないと伝えていたということで、町の教育委員会はこのことが生徒の自殺につながった可能性があるとして、今後詳しく調査することにしています。
広島県府中町教育委員会によりますと、去年12月8日、町立中学校3年の15歳の男子生徒が自宅で自殺しました。
教育委員会が調査したところ、この前月の11月から自殺当日まで5回にわたって行われた進路指導の際、万引きの非行歴があったとする誤った資料に基づいて、学校が生徒に志望校への推薦は出せないと繰り返し伝えていたことが分かりました。
この資料は、複数の生徒の非行などについてまとめた生徒指導に関するもので、実際には万引きしたことはないのに、誤って自殺した生徒の名前が書かれていたということです。
町の教育委員会は、誤った資料による指導が生徒の自殺につながった可能性があるとして、第三者委員会を設置して、今後詳しく調査することにしています。
また、学校は8日夕方、保護者会を開いて、これまでのいきさつについて説明することにしています。
広島県府中町高杉良知教育長は、「学校の情報管理に問題があり、生徒の尊い命が失われてしまったことについて大変申し訳なく思っています。今後、第三者による調査を行って情報管理の在り方を見直し、このような事案が二度と起きないよう再発防止に努めます」と話しています。

中学校と教育委員会が会見
この問題を受けて、男子生徒が通っていた中学校と町の教育委員会は8日午後10時半前から記者会見を開きました。
この中で、自殺した生徒が通っていた中学校の校長は「生徒みずからが命を絶つようなことが起こったことについて、生徒を預かる学校の責任者として深くおわび申し上げます」と述べ、謝罪しました。
そのうえで、去年12月に男子生徒が自殺したことを8日公表したことについて、「遺族から『3年生の進路に影響があるかもしれないので進路が一段落するまで急性心不全と伝えてほしい』と希望が寄せられ、きょうまで事実を公表しなかった。きょうが公立高校の入学試験が終わった日なので公表した」と説明しました。
また、この男子生徒が「万引きの非行歴があった」とする誤った資料があったことについては、「男子生徒が1年の時の生徒指導推進委員会の資料で触法行為をした生徒として名前があった。記録上のミスで、会議の席でミスであると判明したが、サーバー上の電子データは未修正のまま残されてしまった」としています。
さらに、男子生徒に生徒指導の際に担任が万引きの非行歴があるから推薦を出せないと伝えた際の状況については、「担任は5回、男子生徒と面談して触法行為があったことの確認を取ろうとしたが、不十分な確認で、担任は男子生徒が触法行為を否定したと捉えなかったため、確認できたとしていた」と説明しました。