masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

ラジオ文芸館 丁半さむらい

今朝のラジオ文芸館は「丁半さむらい」でした。
NHK金曜ドラマで 十時半睡事件帖の23話の第一話です。
五百両の大金を手にして、一年で使い果たしてしまう。
月一両使えば40年は楽して暮らせるのにもったいないですね。

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丁半さむらい  作:白石 一郎

主人公は、黒田藩下級武士の衣笠小八郎。生来のばくち好きで、同僚たちを誘っては新しい賭け事を次々と考案するが、結局は自分が負けてばかり。
ついにはもらったばかりの給金を賭け事にすべてつぎ込む始末。
ところが、一枚だけ買ってあった富くじが五百両の大当たりをとる。
評判のばくち好きが大金を手にしては、武士の対面を損ねることが起きかねないと、総目付、十時半睡の元に報告が上がるが…。


語り:杉原 満

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本来賭博はご法度になってるが、目付は軽い賭博は見て見ぬふりをしている。
そんな小八郎に、富くじの五百両が当たり、周りの好機の目がそそがれ、目付から十時半睡(とどきはんすい)の元に報告が上がる。
半睡は様子を見ることにする。
小八郎はとりあえず借金などの五十両を返済し、残りの四百五十両の使い道に、妻多喜と口論になる。
多喜は大金が家にあると気が気がないと言い、小八郎は武士を辞めて、家を設けて有閑生活をしようと提案する。
多喜はあきれて、小判を持って家を出ようとするけど、土間に小判落としてしまう。
もめた挙句に、小八郎はまたもやばくちにのめり込む。
そして、一年で使い果たしてしまう。
目付は当然把握していた。
総目付十時半睡は3か月謹慎の軽い処分とする。
目付は軽いと進言するけど、もう四百五十両を失ったので罰を受けてると言う。
どうせいかさま賭博に騙されたのだろうと、半睡は見抜いていた。
藩から米切手を受け取った日、小八郎は賭け事はもうしないと誓ってたのに、同僚たちの誘いからまた賭け事をしてしまう。
妻から米切手を両替して来るように言われてたのに・・・・・