masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

百分で名著 アンネの日記

先日27日にNHKEテレで「百分で名著 アンネの日記」を見て、色々と知らないことばかりでした。
アンネ・フランクは、「アウシュヴィッツ収容所」で「ガス殺」されたと
思い込んでいました。しかし、実際は、彼女はソ連軍の侵攻の前に「アウシュヴィッツ収容所」から「ベルゲン・ベルゼン収容所」に移送され、そこでチフスにかかって病死したのです。
シラミが湧く想像を絶する劣悪な環境と食糧がない収容所で生き延びるのは不可能に近かったのでしょう。
収容所がイギリス軍に解放される約2ヶ月前の1945年3月のことだった。
捕らえられた時に、髪をとても大事にしてたアンネは、丸刈りにされて大変ショックだったでしょう。

ホロコーストの悲劇を象徴する一冊「アンネの日記」。
ナチス占領下のオランダで、ユダヤ人狩りから逃れてすごした潜伏生活が記されている。
日記帳は、13歳の誕生日プレゼントだった。
最初は、教師や友人との出来事、厳しさを増すユダヤ人差別の状況などが書かれているが、すぐにユダヤ人狩りの手が迫り、2年間にわたる潜伏生活が記されていく。

思春期を迎えたアンネは、自分を子ども扱いする大人に腹を立て、衝突を繰り返すようになる。
そのいらだちを受け止めたのは日記だった。第2回は思春期の揺れる心を描く。
思春期を迎えたアンネは、自分を子ども扱いする大人に腹を立て、衝突を繰り返すようになる。
そこで父は、アンネが日記を思う存分書けるよう環境を整えた。
傷つきやすいアンネの心を守ろうとしたのである。
アンネは、日記を書くことに大きな自由を見いだし、思いのたけをぶつけた。
アンネは、日記によって大人たちとの葛藤を受け止めていったのだ。
第2回は、思春期のいらだちとそれを見守る親の気持ちについて考える。

アンネは同居人ペーターに恋心を抱く。

アンネの性への目覚めと初恋へのとまどいを描く
アンネは隠れ家に同居していたペーターに恋心を抱くようになる。
ペーターはアンネが発する素朴な「性」への疑問に真面目に答えていた。
その誠実さに心打たれたのだった。
しかし、アンネは、感情にのみこまれ自分を見失ってしまうことに恐れをいだき、恋心にブレーキをかけてしまう。
ペーターはそんなアンネを見守るしかなかった。
第3回は、アンネの性への目覚めと初恋、ペーターの孤独を見つめる。

日記を通して自分とは何者かを冷静に見つめ続けるアンネ。
しかしついに隠れ家の全員が捕らえられる日がやってくる。
生きる希望を失わなかったアンネの最期の日々を語る。

隠れ家生活は悪化の一途をたどっていたが、待ち望んでいたノルマンディ上陸作戦が始まる。
人々は驚喜するが、その2か月後、ついに密告により全員が捕らえられてしまう。
その直前の日記には「理想の自分になりたい」という願いが書き込まれていた。
アンネは収容所でチフスにより死亡した。享年15歳。
第4回は、生きる希望を失わなかった人々の姿と、アンネの成長、その最期を語る。
アンネらを捕まえて保安警察が去ると、匿(かくま)っていたミープ・ヒースとベップ・フォスキュイルは床の上に散乱した文書をすぐに回収した。
これがなかったら、アンネの日記は存在しなかったでしょう。
それらのテキストは、戦後アムステルダムに戻った父オットーに渡された。
ただ、日記に手が入れらてるので、原文のままでないのが、色々と問題になるのです。