10月1日 18時35分
御嶽山の噴火でこれまでに山頂付近で心肺停止の状態で見つかり、ふもとに搬送された４８人全員の死亡が確認されました。
火砕流によって４３人が犠牲になった平成３年の長崎県・雲仙普賢岳の噴火を上回り、火山災害としては戦後最悪の被害となりました。
御嶽山の噴火では自衛隊や警察、消防がけさから１０００人あまりの態勢で山頂や登山道での捜索を再開し、きょう新たに１２人が心肺停止の状態で見つかりました。
自衛隊や警察などはこれまで搬送されていなかった人たちを含めたあわせて３６人をきょうヘリコプターなどでふもとに搬送し、死亡を確認しました。
これで今回の噴火でふもとに搬送された４８人全員の死亡が確認されたことになります。
これは火砕流によって４３人が犠牲になった平成３年の長崎県・雲仙普賢岳の噴火を上回り、火山災害としては戦後最悪の被害となりました。
一方、死亡した人のうち、きょう新たに３人の身元が判明しました。
判明したのは、神奈川県小田原市の会社員、佐野秋乃さん、長野県池田町の会社員、野口泉水さん、愛知県豊田市の会社員、堀孝弘さんです。
これで身元が判明したのは１５人となりました。
自衛隊などはあす以降も山頂付近で取り残された人がいないか、捜索を続けることにしています。
