熊本県の人気キャラクター「くまモン」が、一連の地震に対する支援のお礼として東京・銀座にある熊本県のアンテナショップを訪れ、買い物客とふれあいました。
くまモンは一連の熊本地震でしばらく活動を控えていましたが、今月から活動を再開して、被災した子どもやお年寄りと交流しています。
１７日、支援のお礼として、東京にある熊本県のアンテナショップ「銀座熊本館」を訪れ、買い物客とふれあいました。
一連の地震のあとくまモンが首都圏にお目見えしたのは初めてで、たくさんの人たちが笑顔で握手や記念撮影をしていました。
くまモンは午前１１時の開店でシャッターが上がると同時に現れ、感謝の気持ちを伝えるためお辞儀をし、「おうえんサンくま（サンキュー）」のメッセージボードを掲げた。
来館者は突然の出来事に驚いた表情を浮かべ、握手やハグをして触れ合った。
同店を運営する熊本県東京事務所によると、震災直後の１カ月間で通常の３倍近い８万２０００人が同店を訪れ、売り上げは約４倍の８７７４万円に上ったという。
銀座熊本館は、一連の地震のあ産品を買って支援につなげようという人が大勢訪れ、売り上げは以前の４倍に増えたほか、義援金も５０００万円以上寄せられているということです。
訪れた女性は「くまモンに会ってうれしくてたくさん握手しました。
熊本のものを買うことで少しでも力になれればと思います」と話していました。
熊本県東京事務所の成尾雅貴次長は、「地震から１か月がたってようやく、くまモンがお礼に来ることができました。
皆さんの支援に感謝しています」と話していました。
また、東京事務所くまもとセールス課の堀敦博課長は「多くの方にお越しいただき、県内事業者の励みになっている」と謝意を表した。
