masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

八代海に大量の流木やがれき

07月15日 15時54分
今回の記録的豪雨で、熊本県八代海では球磨川などから大量の流木やがれきなどが流れ着き、国土交通省熊本県などが回収に追われています。
今回の豪雨のあと、氾濫が起きた球磨川が流れ込む八代海の海岸や沖合に、大量の流木やがれきなどが流れ着いています。

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熊本県の調査では、海岸に漂着した流木やがれきなどに限っても、八代海に面する芦北町や宇城市など8つの市と町すべてで確認され、その量はおよそ3万立方メートルにのぼるということです。
熊本県は、自治体と連携するなどして、海岸に漂着したものの回収や撤去を進めているほか、国土交通省九州地方整備局も、専用の船を出して沖合での作業を進めています。
このうち沖合の作業では、これまでにおよそ5400立方メートルを回収しましたが、量が膨大なことなどから、作業が終わるめどは立っていないということです。
流木やがれきなどによって漁業にも深刻な影響が出ていて、熊本県などは、回収や撤去の作業を急ぎたいとしています。
また、宇城市不知火町にある松合漁港には、流木やがれきに加え、流された住宅にあったとみられる家具や日用品などが、大量に漂着しています。
球磨川などから海に流れ込んだあと、北向きの風や潮の満ち干などで、河口より北の宇城市に流れ着いたとみられます。
市などによりますと、市内の漁港で漁業者が船を出せない状態が続いているほか、アサリやシジミなどの養殖場にも被害が出ているということです。
松合漁港から漁に出ている80代の男性は「とにかくショックでした。海中の環境も悪化していると思うので、漁に出られるようになっても魚が取れるのかとても心配です」と話していました。
宇城市は、熊本県と連携して、地上からの撤去や回収を進めることにしていますが、量が膨大なことに加え、今後の雨などで新たに流れ着く可能性もあり、作業が終わる見通しは立っていないということです。
宇城市農林水産課の古田信昭さんは「苦境に立たされている漁業関係者のために、1日も早く撤去作業を進めたい」と話していました。