2020年7月16日 12:02 現在
一連の豪雨の影響でインフラが損害を受けた被災地では、自衛隊の支援や国の調査が進んでいます。
１６日朝、球磨村では、約３００人の隊員が球磨川の氾濫で大きな被害を受けた渡地区に向かいました。
「球磨村では、きょうから自衛隊員たちによる災害廃棄物の回収作業がはじまりました」（記者）
自衛隊が大型廃棄物を分別して回収するのは初めてのことで、隊員たちは被災家屋から家具などを運びだし、次々とトラックに積み込みました。
「電気製品を自衛隊の方が外に運び出してくれたので、本当に助かります」（住民）
自衛隊は１７日も回収作業を行う予定です。
一方、国による被害調査も進められています。
「道路が大きくえぐれた現場では正確な状況を確認しようと国交省の職員が調査しています」（記者）
１６日朝は湯前町で国交省の職員たちが被災した道路の測量などを行いました。
「上流側は道路も河川も相当やられていてそれが各地にある。これをどう復旧させるか課題」
（国交省名古屋国道事務所・保庭正人副所長）
ただいまも、土砂崩れなどで立ち入れない場所があり、被害の全容はつかめていないということです。
