masami71の日記

熊本市在住の73歳の年金暮らしです

人吉市では住宅の土砂撤去進まず

07月27日 11時18分
記録的な豪雨で4600棟余りが浸水する被害を受けた熊本県人吉市では、後片づけの人手が足りないため3週間あ余りたった今も、住宅に流れ込んだ土砂に悩まされる住民が多くいます。

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人吉市上薩摩瀬町の高村慶一郎さん(74)と妻の恭子(70)さん夫婦の自宅は、床上2メートル近くまで浸水し、床下に土砂が残されたままになっていました。
土砂の水分で家の中の湿度が高くなっているため、壁やドアのところどころにカビが生えていて、健康面への影響も懸念されます。
高村さん夫婦は高齢のため、自らの力では土砂をかき出すことが難しく、
人吉市災害ボランティアセンターにボランティアの派遣を依頼しました。
しかし、新型コロナウイルスの影響でボランティアの受け入れが県内の人に限られているため、作業が始まるまで今月下旬までかかりました。
高村慶一郎さんは「ボランティアの力を借りなければ、土砂の撤去はできません。
家の中のカビや匂いが気になっていますが、毎日の片づけの作業で、体力は限界を超えています」と話していました。
また、恭子さんは「土砂やごみの撤去に時間がかかっていて、この生活がいつまで続くのか不安です」と話していました。
人吉市では、土砂の撤去を無料で業者に委託できる制度を今後行うことを検討しています。