09月15日 15時24分
みかんづくりが盛んな宇城市で、今シーズンのごくわせみかんが初出荷式されました。
宇城市三角町では、２５０軒の農家が、酸味が少なくて食べやすいブランドもののごくわせみかん「肥のあかり」を栽培していて、今シーズンの初出荷を迎えました。
１５日、選果場で関係者４０人が出席して初出荷式が行われ、「ＪＡ熊本うき」の丸田博雄代表理事常務が「生産者の皆さんの日頃の努力に加えて、天候や台風の影響も最小限ですみ、高品質の『肥のあかり』ができ、嬉しく思います」とあいさつしました。
そして、およそ６０トンの「肥のあかり」を積んだトラック３台が、関係者に見送られて出発しました。
「ＪＡ熊本うき」によりますと、ことしは梅雨の長雨の影響で、糖度の低下が心配されましたが、その後、晴天が続いたことで、味、実の大きさともに、よい出来になったということです。
出荷は、今月いっぱい続き、関東や東北地方に向け、およそ６００トンが発送されるということです。
栽培農家の波村和広さんは「自信を持って市場に出せる、おいしい『肥のあかり』ができているので、多くの消費者に食べてもらいたい」と話していました。
