熊本駅―桜町―通町筋 「ループバス」４月から試験運行

熊本駅―桜町―通町筋　「ループバス」４月から試験運行

熊本市は１２日、ＪＲ熊本駅と桜町バスターミナル、通町筋の３カ所を循環する「まちなかループバス」を４月上旬から試験運行すると発表した。

運賃は１５０円均一。土日祝日のみ運行し、利用状況などを検証する。
まちなかループバスは、大型商業施設が開業する駅前と中心部との回遊性を高めるのが狙い。
市が事業主体となり、九州産交バスと熊本電鉄に運行を委託する。
市交通政策課によるとルートは１周約６・５キロ。
３０分程度で一回りする。運行時間は午前９時半から午後６時半まで、１５分間隔で１日３７便走らせる。
大型のノンステップバスを使用し、一部にラッピングを施す。
１９日開会の定例市議会に、事業費約２８００万円を盛り込んだ予算案を提出する。
大西一史市長は１２日の会見で「各拠点間をノンストップで運行することで、安く早く便利に移動することができる。各拠点が線でつながり、中心市街地全体に、にぎわいが広がると期待している」と述べた。
（久保田尚之）