02月19日 11時50分
県独自の緊急事態宣言が解除されて、最初の夜を迎えた熊本市中心部の１８日夜の人出は、宣言期間中の先週木曜日と比べおよそ３割増加した一方で、飲食店を訪れる客はあまり伸びていない状況でした。
ＮＨＫはＩＴ関連企業の「Ａｇｏｏｐ」が利用者の許可を得て、個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使い、熊本市中心市街地の人出を分析しました。
それによりますと、熊本市通町筋周辺の１８日夜１０時時点の人出は、先週木曜日と比べ２６％増加しました。
一方で熊本市の中心部では飲食店を訪れる人は少なく、時短要請が解除されたにもかかわらず、午後１０時で営業を終える店も多く見られました。
このうち、１８日から営業時間を深夜零時までに戻した居酒屋も、客足が伸びずにテイクアウトの客１人だけだったことから、予定より１時間早く午後１１時ごろ閉店しました。
熊本市の居酒屋の「うまかっさい」の川口芳廣店長は「きょうはまだ、人が少なかったが、週末にかけて人出が戻ることを期待している」と話していました。
県は飲食店や利用者も十分に感染対策を取って利用して欲しいとしています。
