春一番、のぼり旗はためく 熊本県内は４月の陽気
2021/2/21 11:00 (JST)
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春一番が吹き、はためく熊本城の通路ののぼり旗＝２０日午後５時ごろ、熊本市中央区（池田祐介）
熊本地方気象台は２０日、熊本県を含む九州北部地方で「春一番」が吹いたと発表した。昨年に比べて２日早い。
気象台によると、カムチャツカ半島の南にある低気圧と沖縄付近の高気圧に挟まれた影響で、県内に南から暖かく強い風が流れ込んだ。
県内は２０日午後５時までに、阿蘇市で最大瞬間風速１７・９メートル、南阿蘇村で１７・２メートルなどを観測。
最高気温は上天草市で平年より７・３度高い１９・６度、人吉市と宇城市で１９・４度、熊本市１８・６度となるなど、各地で４月中旬から３月下旬並みの暖かさとなった。
熊本城では、西大手門につながる通路ののぼり旗が風に吹かれ、はためいていた。
受験する大学の下見のついでに福岡県久留米市から訪れた男子高校生（１８）は「ジャケットがいらず、気持ち良かった。自分にも早く春が来てほしい」と笑顔で話した。（澤本麻里子）
