人吉市で薄緑色の花を咲かせるサクラ『御衣黄』が見ごろ（熊本）
人吉市にある温泉旅館で、薄緑色の花を咲かせるサクラ、『御衣黄』が見頃を迎えました。
御衣黄は江戸時代に交配されたサトザクラで、５センチほどの薄緑色の花が咲き、この花の色が貴族が着ていた衣に似ていたことから、名付けられたとされています。
人吉市矢黒町にあるこの旅館には、建物の脇や駐車場などに６本の御衣黄があり、平年より２週間ほど早く咲き始め、見頃を迎えています。
若い木ほど葉っぱのように緑が濃く、花びらは開いてしばらくすると、次第に花の中心の筋から薄桃色に色づき違った趣も見せてくれます。
この旅館は去年７月の豪雨で被害を受け、まだ営業できない状態ですが、旅館の主人は「季節ごとに咲く花を見に来てほしい」と話していました。
この御衣黄、来週いっぱいまで楽しめるということです。
