06月11日 11時47分
平年より早く梅雨入りした影響による生育不良で、レタスなどの葉物野菜を中心に野菜の値段が高騰しています。
市場関係者によりますと、市場での価格は落ち着き始めていて、来週には店頭価格も平年並みになると見られるということです。
熊本市内に出回る野菜の９割を取り扱う熊本地方卸売市場によりますと、ことしは梅入りが早かった影響で日照不足により野菜の生育が進まず、先月から野菜の入荷量が少ない状態が続いてきたということです。
このため、葉物野菜を中心に価格が高騰し、このうちレタスは先週、１キロ当たり平年の２.７倍の３５０円まで上がったということです。
一方、このところは天候が安定しているため、市場での価格は徐々に落ち着いてきていて、市場関係者によりますと、来週には店頭価格も下がってくるとみられるということです。
こうした中、１１日朝、市場では野菜を競り落とす仲買人たちの威勢のよい声が飛び交っていました。
市場で野菜部門の運営を担う熊本大同青果の竹原由幸専務は「来週以降、野菜は平年どおりの値段に落ち着く見通しです。
生野菜がおいしい時期なので買って食べていただきたい」と話しています。
