2021年7月4日 21時10分
今回、土石流が発生した熱海市の現場付近の雨の降り方は短時間に集中して降る雨ではなく、長い時間降り続き、土の中に水分が蓄積される「長雨蓄積型」だったことが特徴です。
気象庁によりますと熱海市の網代のアメダスでは雨が降り始めたのは6月30日の午後6時でした。
その後、雨は強まったり弱まったりを繰り返しながら降り続きましたが、1時間に30ミリ以上のいわゆる「激しい雨」は観測されていません。
雨が長時間、降り続いたことで降り始めから土石流が発生する前の3日午前10時までの総雨量は389ミリと平年の7月・1か月の雨量の、1.5倍以上と記録的な大雨になっていました。
長い時間降り続き、土の中に水分が蓄積される「長雨蓄積型」だったことが特徴です。