花火とレーザー光、コロナ禍を吹き飛ばせ 熊本港で「ドライブイン花火」
2021/8/2 19:30 (JST)
©株式会社熊本日日新聞社
車の屋根から花火を楽しむ子どもたち＝熊本市西区
全国的に珍しい完全有料制の花火大会「ドライブイン花火」が１日夜、熊本市西区の熊本港で開かれ、車両９００台で訪れた約４千人が、夜空を彩る打ち上げ花火とレーザー光線の競演を楽しんだ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベントが軒並み中止になり、仕事が激減した花火やイベント企画業者の収入を確保しようと約２０社が企画した。熊本港周辺の道路を規制し、４月に続いて２回目の開催。
観客は会場内に車で入場。車内外で、音楽に合わせて打ち上げられる花火や、煙に反射するレーザー光線の幻想的なショーを満喫していた。
実行委企画担当の藤江栄衣さん（３５）は「新型コロナの収束が見通せない中、業者の厳しい状況が変わらなければ、３回目の開催も検討したい」と話した。（山口尚久）
