2021/10/28 12:05 (JST)10/28 12:10 (JST)updated
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食品ロス削減イベントで菓子を販売する熊本学園大付属高の生徒（右）ら＝７月、熊本市中央区の下通アーケード
熊本市中央区の熊本学園大付属高の有志グループ「ネクストネクサス」が、食品ロスの削減に顕著な功績を
挙げた企業団体に贈られる消費者庁の本年度「食品ロス削減推進大賞 審査委員長賞」に選ばれた。
リーダーの３年、池田喜玖子さん（１８）が、１年のころから食品ロスの研究を始め、昨年６月に廃棄される
食材を活用するグループを結成。
同１０月からは、県内の農家や菓子店などの協力で、廃棄食材を使った菓子を作り販売。
下通アーケードや校内で、トマトのスコーンやバナナマフィン、ベジパウダーのショートブレッドなどの販売を
続けている。
池田さんは「活動が評価されて大変うれしい。行動する大切さを学んだ」と話した。
３年の平岡咲希さん（１８）は「廃棄食材と言うと『賞味期限が迫っている』『商品に問題がある』と思われる
恐れがあるため、丁寧な説明を心掛けた。多くの人が買ってくれて、関心が高まったと思う」と振り返った。
（上野史央里）
