6年ぶりの競演 #この一枚
熊本城(熊本市中央区)の天守閣前で、大イチョウが黄金色の輝きを放っている。
2016年4月の熊本地震から復活を遂げ、足場が外された天守閣との競演が、6年ぶりによみがえった。
大イチョウは築城した初代熊本藩主の加藤清正が植えたと伝えられ、別名「銀杏(ぎんなん)城」の由来とされる。
1877年の西南戦争直前、天守閣とともに焼けたが、そこから新芽が育ち、現在の樹勢にまで復活したという。
陽気に恵まれた26日は、平日にもかかわらず観光客が続々と来場し、この時季限定の特別な風景を楽しんでいた。
熊本城総合事務所は「今週末は最高の見頃。次の雨が降る前に楽しんでほしい」としている。 (古川努)西日本新聞