masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

大阪ビル火災-2


救助された人たちの多くは建物の奥のほうでみつかっていて、損傷が激しかった入り口から遠ざかるように逃げたとみられるということです。
「リワークプログラム」とは
「リワークプログラム」は心の病で休職し、職場復帰を目指している人たちの体調が回復しているかを確認し、再び体調を崩して休職することを防ぐのが目的で、日本うつ病リワーク協会によりますと全国200を超える医療機関で実施されているということです。
ホームページによりますとこのクリニックでも毎週金曜日の午前10時から午後1時までは「リワークプログラム」が予定され、カウンセリングのほか、職場に近い状況でパソコンを使った資料作成や、グループワークなどが行われていたということです。

クリニックの患者によりますと「リワークプログラム」が行われる日は多くの人たちが訪れていたということです。
院長の父親は…
火災が起きたクリニックの院長で医師の西澤弘太郎さんの父親は、取材に対し、「息子とは連絡が取れておらず、警察もわからないと言っている。
どういう状態なのか一切わからないので、警察に聞いてほしい」と話していました。
また、院長に仕事上のトラブルがあったかどうかとの問いかけに対して、「息子から相談はあったが、誰がどういうふうになっているかは、一切知りません」と話していました。
院長の知人は…
クリニックの院長で医師の西澤弘太郎さんと面識があり、発達障害のある人たちへの福祉的な支援などを行う「Kaien」の鈴木慶太代表がNHKの取材に応じ、西澤さんについて、「発達障害をみる大阪のクリニックでは有数、もしかしたらいちばんかもしれません。先生は実直な方で、偉ぶらず、本当に腰の低い方です。
なぜ先生のクリニックなのかと思ってしまいます」と話しました。
そのうえで、安否がわかっていないことについて、「診察に対する評価もよかったので、助かっていてほしいです」と述べました。

また、鈴木さんはおよそ3年半前にクリニックを訪れたことがあるということで、「少し狭いクリニックで、先生は診療に時間をかけるほうだと思うので、訪れたときにも待合室に結構、人がいた印象があります。
クリニックのホームページをみると、きょうは午前中に復職を考えている方がグループワークを行っていたと思うので、それでクリニックにいた人数が多かったのではないかと思います」と話していました。

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現場のビルはJR北新地駅の南側に位置 
火災のあったビルは、JR北新地駅の南側にあり、交通量の多い道路に面しています。

鉄筋コンクリート造り、地上8階建ての雑居ビルで、昭和45年に建てられました。
管理する会社によりますと、テナントが入っているのは6階までで、現在は5つのテナントが入居しているということです。
火が出た4階には心療内科のクリニックが入っていて、1階には衣料品店が入っているほか、英会話スクールやエステサロンなどが入居しています。
ビル設備に消防法上の不備なし 去年9月の立ち入り検査で

大阪市消防局によりますと、火事のあったビルについて、おととしの3月19日に4年に1度の定期的な立ち入り検査を実施しましたが、ビルの設備に消防法上の不備はなかったということです。

その後、去年の9月25日にも、消防が委託した消防振興協会が立ち入り検査を実施しましたが、この際も不備はなかったということです。
一方、このビルでは毎年、管理者が消防設備が実際に作動するかどうかを検査し、結果を消防局に報告する必要があったものの、平成26年10月以降は報告書が出されていなかったということです。