雪舞う熊本県内、強い寒気で厳しい寒さ 気象台、27日も大雪に警戒呼び掛け
熊本日日新聞 | 2021年12月26日 18:53
雪が舞う中、県立総合体育館前を歩く人たち＝２６日午後１時すぎ、熊本市西区（後藤仁孝）
２６日の熊本県内は上空に強い寒気が流れ込んだ影響で厳しい寒さとなり、天草市や熊本市、阿蘇市など各地で雪が降った。
熊本地方気象台は２７日朝にかけて大雪への警戒が必要として、路面凍結や農作物の管理に注意を呼び掛けている。
２７日午後６時までに予想される２４時間降雪量は多いところで山地５センチ、平地３センチ。
２６日朝の最低気温は、高森町の氷点下５・０度など７地点で今季最低。
日中も気温が上がらず、最高気温は熊本市３・２度、天草市牛深５・６度など真冬並みの冷え込みとなった。
天草市河浦町の世界文化遺産「崎津集落」では、教会に雪が舞う幻想的な光景が広がった。
熊本市西区の県立総合体育館前でも雪が降る中、マフラーや手袋を身に着けた家族が寒そうに歩いていた。
天草エアラインは２６日、降雪と強風で天草－福岡間の１往復２便を欠航した。
気象台は２６日に熊本市西区などで「初氷」を観測した。
熊本市の初氷は平年より２４日、昨年より２５日それぞれ遅かった。（川野千尋）
