閑散とした熊本城 復旧は進む 「ここまで人が少ないとは」
2022年1月26日 18:19 現在
熊本城・二の丸広場から見た今日の天守閣です。
今までとは景色が変わったのに気が付きましたか？
変化しているのは、景色だけではありませんでした。
「熊本城二の丸広場は、天守閣と宇土櫓が一直線に並んで見えるスポットですが、今はその手前で復旧作業が進められています」（記者）
金属の足場に覆われた石垣、その奥には巨大なクレーン。
去年９月に私が撮影した写真と比べると、ずいぶんと様変わりしています。
熊本地震から５年９か月。
いま進められているのは、大きな被害受けた戌亥櫓とそばにある西出丸塀の解体・保存工事。
ことしの秋には、宇土櫓の工事も始まる予定です。
本来「絶景スポット」でもあるこの場所で、今日も家族写真の撮影中。
しかし・・・
「この工事が始まっていることは知らなかったんですけど、クレーンが熊本城に被らないようメインの天守閣が見えるように」（カメラマン）
四苦八苦するカメラマンに、お母さんは。
「逆に途中経過が分かるというか、記念になっていいんじゃないかと思います」（家族写真を撮りに来た人）
むしろ、気にしていたのは新型コロナウイルス。
「日ごろから人ごみは避けてスーパーも最低限しか行かないので、人が（たくさん）いたらどうしようと不安はありました。ここまでいないとは思わなかったです」（家族写真を撮りに来た人）
特別公開の券売所も閑散と・・・
来園者は年末年始の１０分の１以下にまで落ち込んでいるということです。
