熊本日日新聞 | 2022年04月30日 20:31
スイゼンジナの花に止まり、優雅に羽を広げるアサギマダラ＝上天草市
海を渡る「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが、熊本県上天草市大矢野町の維和島に飛来し、水色のまだら模様の羽でひらひらと優美に舞っている。
両羽を広げると長さ10センチほど。
東アジアや東南アジアに生息し、渡り鳥のように季節に合わせ移動する習性がある。
維和島には毎年、春と秋に飛来し、住民を楽しませている。
これから5月中旬にかけて次々と現れるという。
アサギマダラが好むスイゼンジナを栽培する下山地区の山﨑勝安さん（71）方では、17日ごろから花を求めて姿を見せ始めた。
山﨑さんは「羽の色合いがとても美しく、今年も癒やされます」と目を細めていた。（松冨浩之）
