masami71の日記

熊本市在住の72歳の年金暮らしです

産卵期間近…タコつぼ作り盛ん 苓北町

熊本日日新聞 | 2022年06月15日 12:28

製造のピークを迎え、山積みにされたタコつぼ=苓北町
タコの産卵期の夏場を前に、熊本県苓北町の窯元「内田皿山焼」で、タコつぼ作りがピークを迎えた。
敷地には、地元の土で作られた薄茶色のタコつぼが積み上げられ、出荷を待っている。
つぼは、産卵場所の海底に沈められる。
プラスチック製品もあるが、同窯元では、周辺の山や水田から採った2種類の赤土を使用。
木山健太郎社長(47)は「海底で割れても自然に優しく、脱プラやSDGs(持続可能な開発目標)への関心の
高さから引き合いが増えている」という。

職人が手作業で成形し、2週間ほど乾かした後、約千度に熱した登り窯の中で、36時間かけて焼き上げる。
同窯元では毎年、タコの産卵用に3万5千個、捕獲用を含めると計5万個を生産。
牛深や大矢野のほか、北九州市など九州各地に販売する。(清水咲彩)