袋掛けミカンの出荷始まる 東京の百貨店などでは1個200円から300円 熊本・苓北町
熊本県苓北町（れいほくまち）では、木に実らせたまま完熟させた袋かけミカンの出荷が始まりました。
苓北町では、温暖な気候を生かして現在19戸の農家が、木に実らせたまま完熟させる袋かけミカンの栽培に取り組んでいます。
JAれいほくの選果場では、職員たちが持ち込まれたミカンの糖度を測った後、実際に口に含んで味を確かめていました。
袋掛けミカンは、11月下旬から12月中旬にかけて寒さや鳥の被害を受けないよう、果実一つ一つに丁寧に袋を掛けて1か月ほど完熟させます。
そのため露地物の温州ミカンが糖度11度前後なのに対し、袋掛けミカンは13度以上と甘く果汁が多いのが特徴です。
袋かけミカンは、東京の百貨店などでは1個200円から300円で販売されるということで、今月いっぱいでおよそ18トンの出荷が見込まれています。
