甘み酸味バランスよく 極早生温州ミカン出荷準備始まる 熊本・苓北町
9/8(金) 12:29配信熊本日日新聞
色づきや傷をチェックするJAれいほくの職員＝苓北町
熊本県苓北町志岐のJAれいほくの選果場で8日、露地物の極早生［ごくわせ］温州ミカンの選果作業が始まった。鮮やかな光沢を放つ緑と黄色の玉が特長で、県内トップを切って9日に初出荷される。
町内では農家31戸が、約12ヘクタールで栽培。同JAによると、梅雨や夏季に雨が少なく小玉傾向だが、甘みと酸味のバランスが良く仕上がった。今年は例年より多い130トンの出荷を見込む。
8日は、職員らが持ち込まれた11トンの色づきや傷などをチェックし、箱詰めした。極早生温州ミカンのうち品質が高いものは「夢っ子」のブランドで関東地方を中心に出荷。作業は9月末まで続く。
同JAの岡野慎也さん（38）は「近年の中でも非常に良い出来栄え。良い香りを堪能してほしい」とPRしている。（清水咲彩）
