熊本日日新聞 | 2023年1月14日 11:57
大学入学共通テストで、「地理歴史・公民」の試験に臨む受験生たち＝14日午前9時10分すぎ、熊本市中央区の熊本大（谷川剛）
大学入学共通テストが14日、全国679会場で始まった。
新型コロナウイルス流行「第8波」の中、熊本県内の会場となった熊本市内の5大学では、受験生たちがマスクを着け、手指を消毒し試験に挑んだ。県内は6213人が志願している。
試験が始まる前は雨が降っており、最多の約3千人が受験する熊本市中央区の熊本大黒髪キャンパスでは傘を差した受験生が次々に来場。
入室の時間まで、控室や軒下で、参考書を確認したり友人と話したりしていた。
東稜高3年の男子生徒は「雨に負けないくらい体調万全です」。一緒にいた同3年の男子生徒は「ペースを乱さず最後までやり遂げたい」と、2人とも緊張の中、落ち着いた様子で話した。
熊本大では、休憩時間ごとに会場の窓を開け放って換気をする。試験中は、鼻と口をマスクで覆うよう受験生に促した。
昨年、東京大前で受験生が刃物で刺される事件が発生したことを受け、表門には警察官が立った。
パトカーも周辺を回り、警戒に当たる。
初日は地理歴史・公民、国語、外国語、最終日の15日は理科と数学がある。（元村彩）
