苓北町で特産のびわの出荷盛ん 温暖な気候生かし露地栽培
05月12日 14時45分
天草地方の温暖な気候を生かした特産のびわの出荷が、苓北町で盛んに行われています。
苓北町では３軒の農家が、およそ２ヘクタールで長崎早生と茂木という２つの品種のびわを露地栽培しています。
今月に入って収穫が始まり、このうち生産農家の坂西庄三さんの畑では、傷がつかないよう袋掛けしてある
びわの実を坂西さんが枝ごと手でもいで収穫していました。
坂西さんによりますと、今シーズンは１月下旬の寒波の影響で、なり始めたびわの実が凍る被害を受けた
ことから収穫量は減るものの、そのあとは天候に恵まれたため、おいしいびわに育ったということです。
坂西さんは「玉が大きくて果肉が柔らかく、糖度も乗ったおいしいびわができました。シーズン中に一度は
食べてほしいです」と話していました。
びわは、地元のＪＡの選果場に持ち込まれ品質の検査を受けたあと、熊本市の市場に向けて出荷されます。
ＪＡれいほくでは、今月末までにおよそ１.５トンの出荷を見込んでいるということです。
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