三日月形の砂紋、夕日であかね色 宇土市の御輿来海岸、絶景の季節
熊本日日新聞 | 2023年2月26日 10:38
干潟に現れた砂紋と夕日が重なり、幻想的な光景が広がった御輿来海岸＝25日午後6時ごろ、宇土市戸口町
有明海に面した熊本県宇土市の景勝地・御輿来［おこしき］海岸に、干潟に現れる砂紋と夕日が重なる絶景の季節が到来した。
市観光物産協会が定める絶景日となった25日、戸口町の高台にある展望所では、訪れた約250人が幻想的な光景を堪能した。
同協会によると、絶景日は干潮時の潮位と日没時間を基準に定め、今年の絶景日は23日に初日を迎えた。
わずかに基準に満たない準絶景日を含めて9月末まで約80日あり、例年よりも多いという。
25日は日没が近づくと、あかね色に染まった広大な干潟に、特徴的な三日月形の砂紋が現れた。
友人と訪れた合志市の介護士、池田真奈美さん（32）は「初めて見る景色に感動した。SNSにアップしたい」と
うっとりとした表情を浮かべていた。（池田祐介）
