春空の下、シラスのじゅうたん 熊本・上天草市で釜ゆで、天日干し
熊本日日新聞 | 2023年4月18日 11:35
ゆでたシラスが広げられた干し場＝上天草市
熊本県上天草市龍ケ岳町でシラス漁が始まり、高戸地区の海岸では青空の下、釜ゆでしたシラスが白いじゅうたんを広げたように天日干しされている。
シラスはカタクチイワシの稚魚で春と秋に八代海で取れる。
好天に恵まれた18日、地元の北垣水産ではゆでたシラス約100キロを、従業員が慣れた手つきで干し場の網に広げていた。
同社によると、漁は6月中旬まで続き、1日に1トン水揚げされることもある。
過去数年は漁期のスタートが5月にずれ込むシーズンもあったが、今年は例年通りという。
出来上がったちりめんじゃこは、うまみが凝縮され熱々のご飯にぴったり。
市内の物産館のほか、熊本市内のスーパーにも卸す。（丸山宗一郎）
